2019年1月14日月曜日

アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレで出来ること その2 - Second Introduction of Antica Corte Pallavicina Relais

Antica Corte Pallavicina Relais<アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレ>の紹介第2回目は、宿泊すると無料でアテンドしてくれる近隣ツアーについて取り上げたい。





どうでもいいが外に出るとピーコックだらけである。


ツアーへはスタッフが車で案内してくれるため準備は不要。見学だけなのでカメラや携帯があれば十分である。


まずはチーズ工場。


やってきたのはCASEIFICIO CENSI<カゼイフィーチョ センシ>
パルミジャーノレッジャーノ協会のサイトにも登録されている正真正銘、本物を作る工場だ。


彼がホテルのスタッフ(名前は忘れた・・・)。
なぜ彼にこの扉を空ける権限があるのかはよくわからない。


スタッフの彼に導かれ作業場に入ると、ミルクの香りが漂ってくる。


彼女は樽に入ったチーズの水分を抜く係。


その樽に詰めるチーズを作るメンズたち。


このフレッシュなミルクからたくさんチーズたちが生み出されるのだ。


これが何かお分かりだろうか。


そう、パルミジャーノレッジャーノについている刻印を入れる為のシートだ。
これを樽の内側に貼付け、その中にチーズの元を流し込み固まると刻印が入る仕組み。


その樽を成形するのが彼女。
ハンマーで力強く側面を叩き成形したものが・・・


コチラ。
この部屋にあるものは数日経過したもののようで、このあたりでようやくチーズの香りが立ちこめてくる。


そして貯蔵庫へ。
ここまで来るとチーズ好きにはたまらない芳醇な香りで溢れてくる。


今年(というか最近)作ったパルミジャーノ。


2014年ものになるとご覧の通り。香りだけでなく色にも熟成感がプラスされる。


この機械を使ってチーズが劣化していないかなどチェックを行う


このチーズを見ると刻印がしっかりと刻まれている。
先ほどのシートがこの役割をしているのだ。


ここまでで見学は終了。


先ほど鍋でチーズを作っていたメンズが、自分で作ったものを運ぶ作業までこなしており、少ない人数でみんながんばっていた。
おいしいものは彼らの頑張りから生まれている。本当に感謝だ。


チーズ工場のあとはコチラ。


外観ではわかりにくいが養豚場である。
ジベッロ産のクラテッロはこの豚から製造されているのだ。


肌というか毛が黒いようだ。
これは黒豚と呼ぶのだろうか・・・?


養豚場のそばにクラテッロの蔵が少し覗かせてもらった。


加工して日が浅いものはこんな感じ。


店頭やググって見るこのような状態になるまで半年以上はかかるらしい。
ちなみに周りの白い斑点はカビ。


1年を超えてくるとカビも凄まじい。
暑い夏や寒い冬を重ねることで味の条件を満たすようでカビはそのバロメーターなんだとか。


ちなみに外に大きな台が置いてあり・・・


肉片が飛び散っている所を見ると、この場で屠殺や加工の処理が行われているようだった。
と、ココまでがツアーの内容で賞味1時間半程度である。


今回たまたまクラテッロ作りの名手であるMassimo Spigaroli <マッシモ・スピガローリ>氏がクラテッロ加工者育成のための合宿を行っており、その場を見学することができた。
タイミングが良ければこのようなサプライズもあるかもしれない。


クラテッロで利用する臀部。


それ以外の部位もきれいに仕分けされていた。


解体は終わった後のようで、今何をしているかというと・・・


どうやら縄で豚の臀部を締める方法のレクチャー中だったようだ。


マッシモ氏の技を動画に収める弟子。便利な世の中です。


翌日はメディアの取材を受けてましたが、マッシモ氏の傍らには大量の豚頭と豚足が・・・。


それを鍋に投入。


ひたすら投入。


これが結局どうなったのかわかりませんが面白いものを見させてもらった。


午後はアンティカ コルテ パラヴィチーナにあるクラテッロのセラーも見せてもらった。


暗くてよく見えなかったが、伊勢丹の購入分もぶら下がっているとスタッフが説明してくれた。日本人の息もそれなりにかかっている様子。


パルミジャーノレッジャーノのセラーもあり、試食・・・なんて訳にはいかないのでウン十年ものの極上品の"香り"だけを楽しんで場を後にした。


最後のセラーも含めると計2時間程度のツアーだが、日本の牧場などで見学するツアーとは明らかに違う異国感があり、無料としては十分楽しめる内容だった。参加は自由なので是非利用してほしい。

ではまた。


Antica Corte Pallavicina Relais(アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレ)
※予約は上のリンクからどうぞ。
Strada Palazzo due Torri, 3,
43016 Polesine Parmense PR
Italy
TEL:+39 0524 936539


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2019年1月6日日曜日

アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレで出来ること その1 - First Introduction of Antica Corte Pallavicina Relais

Antica Corte Pallavicina Relais<アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレ>の魅力を今回から数回かけて紹介したい。
初回は客室にスポットを当てたいと思うが、まずはフロントから客室へ移動する。



このオーベルジュの看板ネコ。フロントの暖炉前でお客様を出迎えてくれる。
宿泊したのは寒さの厳しい2月(ちなみに2017年・・・)だったが、街から外れていることもあり暖炉があってもかなり寒い。防寒はお忘れなく。


さほど広くない割に通路や階段の構造が複雑なため、アートフォトやオブジェを目印にすると良い。


すぐ隣街のBusseto<ブッセート>生まれの作曲家Giuseppe Verdi<ヴェルディ>。



階段を数階分あがり・・・(体感的には3階くらい)


客室階へ到着。


今回はGALEAZZOという部屋に宿泊。


左手に階段がある通り、この客室はメゾネットタイプで上階が寝室となっている。


天井や小窓などの細部の意匠にこだわりをビシビシ感じる。




インテリアは全てビンテージ調に統一されており、雰囲気に一切歪みがない。


サービス全般は、フルーツと焼き菓子、Nespressoタイプのコーヒーがインクルードされている。


寝室の冷蔵庫に入っていたストロベリーネクターもフリー。
とてもおいしいので飲みきれない場合は持ち帰ると良い。


次はバスルーム。バスタブは広め。
部屋が寒いためゆっくりする時間があれば、湯船に浸かることを薦めたい。


陶器ではなく、スチールの洗面台がビンテージの雰囲気に意外と合っており、インテリアの参考として備忘的に書き記しておく。


地場のアメニティ。お土産購入の参考のため持ち帰り、持参したAesop<イソップ>のジェットセットを利用した。


最後に寝室へ。なかなかの急勾配。


今回Booking.comでスーペリア ダブルルームを予約の際に、友人と2名(それぞれ男)の宿泊のため2Bedsリクエストをした所、しっかりと用意していただけた。
今回一番ポイントが高かったのはこの点だろう。


このオーベルジュはゆっくりするというよりは雰囲気を味わうたい空間である。
外出してグロッサリーでつまみとお酒を買い込み、夜に広いバスタブで湯に浸かったあとに部屋で晩酌するのが最高の過ごし方だろう。
この空間がつまみと酒の味を更に引き立ててくれるのは間違いない。
寝室にはオイルヒーターがあるから下の階よりはそれなりに暖かいし、飲んで疲れたらすぐにゴロンなんてことも出来る。


評価したい点はドリンクやアメニティが地場のモノであることとインテリアの統一感。色んな気づきと収穫があった。
口コミをみると快適さでマイナス評価をしている人もいるが、来る前からそこに気づける人が訪れるべき場所だろう。
宿泊に快適を望むならレストランのみの利用を推奨します。


Antica Corte Pallavicina Relais(アンティカ コルテ パラヴィチーナ ルレ)
※予約は上のリンクからどうぞ。
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43016 Polesine Parmense PR
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2018年12月24日月曜日

パルマ駅からアンティカ コルテ パラヴィチーナへ(サンセコンドを経由してジベッロ・ポレージネへ) - Parma Stazione 〜 San Secondo Parmense 〜 Polesine Parmense(Antica Corte Pallavicina)

宿泊先のAntica Corte Pallavicina<アンティカ コルテ パラヴィチーナ>へ向けてパルマ駅からポレージネ・パルメンセへ。

少々長旅のため駅のカフェでドリンクとクロワッサンを購入。

絞り立てのオレンジジュースと

その場でトーストしたクロワッサン。
パルマ産のプロシュートがサンドされておりいちいち幸せだが、パルマではパンやパニーニをどこで食べてもこれがデフォルト。

フードを購入したらバス乗り場へ。
23系統は終点が複数あるため、San Second<サンセコンド>へ向かうバスへ乗り込みます。

所要時間は40分ほど。
バスはロングボディで座席数が多く、大概座ることができる。

乗り継ぎ先のサンセコンドは県外れの集落(コムーネ)で特に何も無く18:00頃ですでに人の気配はなし。

バス停の側にシンボルの銅像がある(暗くてみえないが・・・)ので乗り換えの際はこれを目印に。

23系統のバス停はパルマ方面へ戻るバス停。

Zibello・Polesine(ジベッロやポレージネ)方面へはこちらの2106系統のバス停へ。
Busseto(ブッセート)行きは18:30頃が最終バスとなる。

バスがすぐこなくてもバス停前にBAR(バール)があるのでご心配なく。

カプチーノは1ユーロあれば飲めるし、イタリアビールも豊富。
ここで飲んだDreher(ドレハー)のレモンビールがなかなか良くて、後日スーパーで買い込んだと記憶している。

サンセコンドから更に30分ほどでポレージネに到着。
特にアナウンスが無いので、下車のタイミングはGoogle Mapが必須。
今はオフラインマップが使えるので出発前に準備するか、バスの運転手に降りたい場所を事前に伝えるのが良いだろう。
サンセコンドといいコムーネの主要なバス停の前には似たようなバールが必ず存在する。バスの切符が買えるのはバール頼みなので空いてたら必ず買っておくと良い。
※オープンが気まぐれで日中でもやっていないことが多い。

ちなみに翌日撮影したバス停がこちら。

ご覧の通りの殺風景さである。

約2時間かけてアンティカ コルテ パラヴィチーナへ到着。
当然車が便利だが、時間に余裕があればバス旅も(お酒飲めるし)なかなか良い。


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