夜のパルマは出歩く人が少ない割に遅くまで営業しているバールが多い。
耳を澄まして歩いていると賑やかな声が聞こえてくるため、それを頼りにバールを探すのが面白い。
ガリバルディ広場正面の道を南下すると、賑やかなバールを発見。
店の名はタバッロ<TABARRO>。
店内は若者が中心。2階に僅かながらテーブル席があるようだが予約が必要とのこと。
壁際の小さなテーブルでの立ち飲みをすることにした。
味のあるショーケースにはパルマ特産の肴の数々。
エノテカというよりもバールのような雰囲気。たまりません。
この赤い服の方がオーナー。なんでも相当のワイン通だとか。
てことはワインばかりなのかと思いきや、ビールを注いでいた。
最近はイタリアでもビール製造に力を入れているようで、スーパーに行ってもイタリア産クラフトビールが目に付くが、この店ではビールもこだわった銘柄を用意しているそう。
どちらかというとビール好きな私でも、アウェー感なく飲めるという点でとても居心地がいい。
ということで店主の黒ビールのオススメを出していただいた。
銘柄を見ようと思ったが、ちょうどレジの当たりが混み合い確認できず・・・。残念。
コクがありギネスと比べてだいぶ辛口な印象。
しっかり味のチーズとプロシュートが良く合います。
オーナーにお願いして出してもらったスペシャリテ。ピエモンテ牛のタルタル。
いかにも"生"な肉は日本では食べられないので、ものすごく期待しましたが、味も期待通り。悶絶級の旨さでした。
添えられていたこの黄色いソース。パプリカのソースで肉と最高の相性です。
これで12ユーロ。
エノテカで仲良くなったコチラの夫婦。
奥さんの地元コロンビアに住んでおり、ハネムーン中なのだとか。
揃ってバルバレスコを飲み比べしていました。羨ましい。
オーナーこだわりのバルバレスコを気兼ねなく飲み比べ出来るのは、このお店の価格設定なのだと思います。連れが飲んだバローロもグラスとはいえ7ユーロでした・・・。
オーナーのこだわりと接客、お客さんの質が合わさって非常に居心地のいい店でした。
ごちそうさま。
TABBARO
Str. Luigi Carlo Farini, 5/b,
43100 Parma PR
Italy
+39 0521 200223
Sun-Thu 16:30~0:00
Fri 16:30~1:30
Sat 12:00~16:00/17:00~1:30
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