2018年4月8日日曜日

パルマの伝統料理と最高のアンティパストを提供してくれるトラットリア イル・コルティーレ - Trattoria il Cortile Parma

パルマ駅を出て真っすぐ南下するとパルマ川が右手に現れる。
先に見える<Ponte di Mezzo>という橋を渡ると高校や大学、図書館が点在しており、特に平日の日中は学生が多い。


ということで橋を渡ってみる。
ちなみに今回対岸を目指した理由は、とあるトラットリアを目指すため。


橋を渡った先には<Monumento a Filippo Corridoni>というモニュメントのある広場があり、大学のある西側と高校がある南側に未知が分岐する。





ここから歩みを南側へ。
(どうでもいいが彼ら然りこのあたりの学生はほぼ全員年齢不詳だ・・・。)


広場から5分ほどの<Liceo Scientifico G. Marconi>という高校の先にある路地の奥に目的のトラットリアを発見。


その名はイル・コルティーレ<Il Cortile>。


薄暗くシックな店内。


奥に行くとテラスへ通ずる開放感のあるテーブル席があります。


座席はテラスをチョイス。


まずはドリンクから。
扱っているビールは、ピラーザー<Pyraser>というドイツのビール。


抜け目の無いコペルト。


グッリシーニは小麦の香りがしっかり。


この店でまず衝撃を受けたのはこのアンティパストミスト(Antipasto Misto)。
ボリューム、質の高さ。どれをとっても素晴らしい1皿。


左側のサラミはストロルギーノ(Strolghino)。パルマならではの生サラミ。
その横(右)のコッパは、ハムというより肉そのものといった感じ。日本でこのコッパにはお目にかかれない。
他にパルマ産プロシュートやパルミジャーノが入って、価格は15ユーロ程というコスパの良さ。


プリモには辛口トマトソースのパスタ<Spaghetti Pugno Chiuso>。
個人的にはアルデンテ感が今ひとつ。


セコンドは骨付きの豚肉のコンフィ。
こちらは可も無く不可も無い。セコンドはバリエーション豊富だったのでもう少し通って食べ比べしたい所である。


(何となくトイレを撮ってみた)


こちらはサービスでいただいたビスコッティ。
アーモンドが入ったものでパルマの焼き菓子だとか。香りがとても良くコーヒーにピッタリな味でした。


全体的には70点。
アンティパストは文句なし。プリモとセコンドの内容次第では十分通いたい店になり得ると感じました。是非お試しを。


Trattoria il Cortile
Borgo Paglia, 3,
43125 Parma PR
Italy
+39 0521 285779
Mon-Sat 12:30~14:15/20:00~22:30
Sun Close


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2018年3月21日水曜日

パルマ ガリバルディ通りで見かけたちょっぴり気になるチーズとヨーグルトの自動販売機 - Azienda Agricola Latte di campagna Yogurt and Formaggio

オステ マグノ<OSTE MAGNO>でアンドレアと別れた後のガリバルディ通り。
夜のパルマを歩いているとバール以外ほとんど人気がないため、バールにあれだけ人がいるのが不思議だ。


通りが暗いので自販機の明かりがとても目立つ訳だが、そもそもこの自販機は変わっている気がする・・・。


Google Mapを確認するとなんと店として扱われていた。
ということで場所はこちら。


のぞいてみるとそこで売られていたのは牛乳とヨーグルト。


そしてチーズ。
色々調べてみたところパルマの西、フィデンツァとのちょうど中間あたりにある<Azienda Agricola Latte di Campagna>という製品のようだ。


1.2ユーロと量にしては手頃なので一本購入してみた。
ラベル下のフォンテヴィーヴォ<Fontevivo>はメーカーの所在地のようで地元に親しんだ愛らしいパッケージ。
ボトル型だが中身はドリンクではなく固形ヨーグルト。味は酸味控えめでミルク感がよくわかるマイルドな味。気に入ってパルマを去る際には数本買って帰りました。
オススメです。


Latte di Campagna di Tedoldi Roberto
Str. G. Garibaldi, 73,
43121 Parma PR
Italy
+39 331 509 0463
24hours


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2018年3月17日土曜日

パルマの若者に人気のエノテカ・バール オステ マグノ - OSTE MAGNO

タバッロ<TABARRO>からホテルへの帰路。
前を歩いていた千鳥足の老人が落とした手袋を拾ってあげたら、お礼に一杯ごちそうしたいと一軒のエノテカ・バールに連れてきてもらった。
店の名はオステ マグノ<OSTE MAGNO>。


場所はガリバルディ通りにあるインフォメーションそばの小道を入ってすぐ。
TABARROからは歩いて2,3分の距離だ。


TABARROで深酒したので、アンドレア(老人の名)には軽めに飲めるランブルスコのセッコをごちそうしてもらった。
手狭な店内だが、それが逆に賑やかさと他客とのコミュニケーションを生み出す良く出来た空間。ごちそうしてくれたアンドレアとは1時間ほど愉しい語らいをした。

フードやドリンクの写真はせっかくの語らいが台無しになるため撮影していないが、フードはパルマさんのプロシュートなど十分なアテはある。ワインやビッラ(ビール)などのドリンクはTABARROと比べると価格帯がやや落ちるため、安く済ませたい方や2軒目の利用に良さそうなエノテカ・バールだ。


酒は旨いし、食べ物も旨い。何よりヨーロッパなのに安い。
そして人もいい。
日本にあったら毎日出歩いてしまいそう。パルマはそんな街である。


OSTE MAGNO
Borgo Mazza Angelo, 12,
43121 Parma PR
Italy
+39 0521 232519
Mon-Thu 9:00~0:00
Fri-Sat 9:00~1:00
Sun 10:00~0:00


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2018年3月10日土曜日

ワインだけでなくこだわりのイタリアンビールも味わえるパルマのエノテカ・バール タバッロ - TABARRO

一杯ひっかけようと連れと共にガリバルディ広場方面へ。


夜のパルマは出歩く人が少ない割に遅くまで営業しているバールが多い。
耳を澄まして歩いていると賑やかな声が聞こえてくるため、それを頼りにバールを探すのが面白い。


ガリバルディ広場正面の道を南下すると、賑やかなバールを発見。
店の名はタバッロ<TABARRO>。


店内は若者が中心。2階に僅かながらテーブル席があるようだが予約が必要とのこと。
壁際の小さなテーブルでの立ち飲みをすることにした。


味のあるショーケースにはパルマ特産の肴の数々。
エノテカというよりもバールのような雰囲気。たまりません。


この赤い服の方がオーナー。なんでも相当のワイン通だとか。


てことはワインばかりなのかと思いきや、ビールを注いでいた。
最近はイタリアでもビール製造に力を入れているようで、スーパーに行ってもイタリア産クラフトビールが目に付くが、この店ではビールもこだわった銘柄を用意しているそう。
どちらかというとビール好きな私でも、アウェー感なく飲めるという点でとても居心地がいい。


ということで店主の黒ビールのオススメを出していただいた。
銘柄を見ようと思ったが、ちょうどレジの当たりが混み合い確認できず・・・。残念。
コクがありギネスと比べてだいぶ辛口な印象。


しっかり味のチーズとプロシュートが良く合います。


オーナーにお願いして出してもらったスペシャリテ。ピエモンテ牛のタルタル。
いかにも"生"な肉は日本では食べられないので、ものすごく期待しましたが、味も期待通り。悶絶級の旨さでした。


添えられていたこの黄色いソース。パプリカのソースで肉と最高の相性です。
これで12ユーロ。


エノテカで仲良くなったコチラの夫婦。
奥さんの地元コロンビアに住んでおり、ハネムーン中なのだとか。
揃ってバルバレスコを飲み比べしていました。羨ましい。
オーナーこだわりのバルバレスコを気兼ねなく飲み比べ出来るのは、このお店の価格設定なのだと思います。連れが飲んだバローロもグラスとはいえ7ユーロでした・・・。


オーナーのこだわりと接客、お客さんの質が合わさって非常に居心地のいい店でした。
ごちそうさま。


TABBARO
Str. Luigi Carlo Farini, 5/b,
43100 Parma PR
Italy
+39 0521 200223
Sun-Thu 16:30~0:00
Fri 16:30~1:30
Sat 12:00~16:00/17:00~1:30


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